【K-1】寺田 匠 1R 1分58秒 KO 勝利!

寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると6戦無敗の快進撃を続けていたが、2023年6月の元Krushフェザー級王者・新美貴士との試合で初黒星。11月にはイタリアの『OKTAGON』でISKA世界スーパーフェザー級王座を奪取。
2024年2月は『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で冨永武聖から1RでTKO勝ちを奪うと、7月に挑戦者の最有力候補だった兼田将暉を判定で破った。そして9月、軍司泰斗を延長戦の末に破り、K-1 WORLD GPフェザー級王座に就いた。2025年2月には新美貴士にリベンジして初防衛に成功。戦績は11勝(4KO)1敗。
カポニスは7勝(3KO)無敗のレコードを持ち、身長はなんと183cm(寺田は173cm)の長身サウスポー。まだ19歳で“ギリシャのダイヤモンド”の異名を持つ。左のパンチ、左ローキックが得意。WKU欧州THAI BOXINGスーパーウェルター級(-70kg)王座を持っているが、本来は59~60kgが主戦場の選手だという。
1R、サウスポーから長い脚で左ミドルを蹴るカポニスは、前に来る寺田にジャブを突く。寺田は右インカーフを蹴って左フックにつなげる。カポニスにロープを背負わせると左ボディ。カポニスはジャブから飛び込んでのヒザを突き上げる。寺田はコーナーへ詰めて左ボディを2発打つと、左フックからの右フック!
この右フックが見事決まり、その場にカポニスは崩れ落ちてKO負け。寺田が身長差をものともしない戦いぶりを見せた。
寺田は「僕、現チャンピオンで前半のセミに持って来れられて納得いかないところあるんですけれど、今回で実力見せられたと思います。もう相手がいないのでスーパーフェザー級のレミー・パラ、俺しか勝てるのがいないのでお願いします。自分は宮﨑出身でたくさんのスポンサーの人たちに支えられて格闘技やっています。これからもvs.世界で上を目指してやっていきます」と、K-1スーパー・フェザー級王者レミー・パラに挑戦状を叩きつけた。