【ONE】与座優貴がスーパーレックら強敵との戦いにワクワク「いろいろなヤツを倒して今年中にベルトを獲りたいです」武尊と野杁正明は「ONEに向いてる」と太鼓判
2025年4月25日(金)都内ジムにて、ONE Championshipとの契約が発表された元K-1 WORLD GPライト級王者・与座優貴(team VASILEUS)の囲み会見が行われた。会見には同ジム所属の武尊、野杁正明も同席。
「念願のONE参戦が決まってワクワクしています。戦いたい選手がたくさんいるし、先輩たちの世界と戦う背中を見てきたので、早く自分もそのリングで戦うのが楽しみだし、いろいろなヤツを倒してベルトを獲ろうと思っています」と参戦決定の意気込みを語る与座。
武尊は「チームメイトとして嬉しいし、優貴の強さは練習でもK-1の戦いでも見てきて分かっているので、優貴の強さを世界中に知らしめて欲しいです」、野杁は「嬉しく思うし、K-1時代なかなか相手もいなくて僕も困っていて、優貴もその状態だったんですけれど胸を張って世界と戦える舞台を選んでくれたので優貴の強さを証明してもらいたい」とそれぞれ期待のコメント。
与座は「一番の決め手は先日のONE日本大会のセコンドとして自分も参加させてもらって、会場の雰囲気や演出を見たり、シンプルに選手のレベルもみんな高いので、近くで見ていたら自分も挑戦したいと思ったのがきっかけです」とONEに決めた理由を話す。
ONEデビューの時期については「なるべく早めに。いつチャンスが来てもいいように準備はしているので」と早く試合がしたいとし、「バンタム級なので王者のハガティ―は一番狙っていますし、スーパーレックも同じなのでやりたいし、長身のナビル選手とか。誰とやってもキャラが濃いので面白い試合になる。名前と実力ある選手とバンバンやりたいです」と、バンタム級のランカーたちと戦っていきたいとする。
どの選手もかなりレベルが高いが、と言われると「それがONEだと思うので覚悟はしていました。もちろん負けに対するプレッシャーはあるけれど全部ひっくるめて楽しめたらと思う」と、それは覚悟のうえ。
スーパーレックについて武尊は「上の階級でベルトも獲ったし、上げていくと思ったんですが両階級でやると聞いたので、僕はフライ級に来たらやろうかなと。バンタムのスーパーレックは優貴に任せます」と笑う。
与座は野杁が奪取したONE世界ライト級キックボクシング王座のベルトを見て「カッコいいなと思って、欲しいなと思って。重さも違うし、いろいろな意味の重さもあるし、今の自分の夢です。新しい目標になりました」と、ベルトへの想いを話す。いつまでに辿り着きたいかとの質問には「今年獲りたいです」ときっぱり。
ONEで5戦5勝のエルブルース・オスマノフ(ロシア)が対戦の名乗りをあげていることについて聞かれると「ばっちこいって感じで。そういう選手しかいないのがONEだと思うので、相手がいないとかやりたい選手とやれないとかはなくて、強いのがやろうぜって来るのでやってやるって思っています。(オスマノフ得意の後ろ蹴りは)瞬発力はロシア系なのであるけれど空手で慣れているので問題ないです」と、対戦に名乗りをあげられるのは嬉しいとする。
ONEでの戦い方について野杁が「僕が2戦目の時からセコンドをお願いして、雰囲気は分かっているし、戦い方も分かっているので早く試合してほしい」と言ったように、与座は「意外と自分には向いているのかなと思っていて。空手で培った受け返し、(攻防を)自分で始めて自分で終わるのは大事にしているので。そういった意味ではONEルールには向いていると思う。ただ階級が少し上がるので外国人選手のフィジカルが試合をしてみないと分からない。そこに向けてもオランダでスパーリングを積み重ねてきたのでそこも大丈夫かと思っています」と、ONEのジャッジの傾向などは自分に向いているとした。
武尊は「ONEにはタイ人とか蹴りが得意な選手がいるので、優貴は空手をやっていたので蹴りは得意だし、ディフェンスも得意なのでそういう部分は通用するんじゃないか」、野杁は「全体的に殺傷能力ある技ばかりなので。一発で終わるわけでもないのでコンビネーションも多彩なので、判定でもKOでも優貴はONE向き。全部が通用すると思う」と太鼓判を押した。
K-1ライト級の-62.5kgから、ONEバンタム級の-65.8kgに上げることで身体作りの面ではどうか、との質問には「そこまで大きく変えているところはないです。ハイドレーションがあるので長い期間をとって減量するようにしていますが、そこまでスタイルに大きな変化はないですね」と特に意識はしていないという。
ONEバンタム級キックボクシングランキングには同じ日本人選手の秋元皓貴が名を連ねているが、「意識はしてないですが、勝っていけばそういう時があるのかなって感じです」と今は意識していないとする。また、キックボクシングルールではまだ試合をしていないがナビル・アナンについては「けっこう自信があるので、いずれ戦う時はあると思うので楽しみです」とした。ちなみにムエタイルールは「ヒジは怖いですね。縫うのがちょっと(笑)」と視野には入れていないとした。