梅井泰成がダウン奪い有井渚海を退ける

お知らせ

▼セミファイナル(第10試合)フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
○梅井泰成(Mouton/同級4位、第4代RISEフェザー級王者)
判定3-0 ※29-28×2、30-28
×有井渚海(team VASILEUS/バンタム級14位)

 梅井は、柔道とレスリングをバックボーンに持ちTEAM TEPPENに移籍してからは4連勝を飾り、2022年3月に平野凌我との王座決定戦を制して第4代フェザー級王座に就いた。同年8月の防衛戦で現王者・門口佳佑に敗れて以降は、ノーコンテストを挟み3連敗と約2年勝利から遠ざかっていたが、2024年6月の翔戦で判定勝ち。しかし、9月の國枝悠太戦で判定負け。戦績は14勝(3KO)10敗1無効試合。

 有井は2019年7月にRISEでプロデビューすると10戦無敗の快進撃を続けていたが、2021年7月の「ケージキックチャンピオンシップ(CKC)-54kgトーナメント~新世代王者決定戦」決勝戦で寺山遼冴にプロ初黒星。その後は京介、彪司に連勝も2022年12月に山田虎矢太にKO負け。2023年12月の再起戦も加藤有吾に判定負けし、所属を変えて階級も上げて1年4カ月ぶりの再起戦に臨む。戦績は11勝(3KO)3敗1分。

 1R、サウスポーの梅井に右ミドルを蹴っていく有井。梅井がカーフを返せば梅井もカーフを蹴る。梅井は出入りを繰り返して左ストレートを顔面とボディへ打ち分けて右フック。有井は攻めあぐねるが左フックをヒットさせる。

 2R、有井の左フックに梅井が左ストレートをカウンターで合わせてダウンを奪う。梅井は左ミドル、左インローと蹴りを多用していき、左ミドルを強打。梅井は左フックをヒットさせるが梅井が上手く蹴りを当てていった。

 3R、逆転を狙って前へ出る有井に左のカウンターを狙う梅井。有井はパンチのコンビネーションにヒザも織り交ぜる。それでも梅井は前へ出てくるが、有井のヒザがローブローとなって中断。再開後、前へ出てワンツー、左右フックの有井に梅井は鼻血を噴き出すが左を当ててはバックステップ。最後は有井がワンツーで攻め込んだところで終了。

 追い上げを見せた有井だったが、ダウンを奪った梅井が判定勝ち。「去年の9月に國枝選手に負けてから約7カ月ぶりで160人以上の応援団が来てくれて勝つことが出来ました。自分はずっとタイトル獲られてから日和ってしまって自分の中の自分が出せなくて苦しかったんですけれど、自分の周りの人たちが支えてくれてスイッチ押してくれて、しんどかったけど試合を楽しんで出来たかなと思います。自分はほんまに今のRISEのフェザー級のベルトに魅力を感じています。自分は諦めてないので自分はまたフェザー級のベルトを絶対に獲りに行きます」と、タイトル奪還を宣言した。

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