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2025年11月16日(日)東京・有明アリーナにて開催された『ONE 173: Superbon vs. Noiri』（U-NEXT配信）の第12試合ONEフライ級（※61.2kg）キックボクシング3分3Rで、デニス・ピューリック（カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ）を2R2分49秒、TKOで破った武尊（team VASILEUS）が、18日（火）都内にて行われた勝利報告記者会に出席した。

記者との質疑応答の中で、結婚したことが引退を決める理由のひとつにもあったのか、と聞かれた武尊は「いや、それは逆かなと。引退というのが見えたので、結婚したというのもあって。現役中はしないってずっと言っていたんですけれど。僕のイメージでは、結婚すると安心できる場所ができて、命を懸ける戦いができなくなるって思って、結婚とか考えないようにしようと思ってたんです。身体的にもいろんなコンディション的にもある程度目安を考えてて、自分の中では。それがあったので。

あとは奥さんが本当にずっと支えてくれていたおかげで今試合ができて、今コンディション作れて、メンタルだったりも、病気で苦しんでた時期とかもずっと近くで支えてくれたおかげでまた現役も戦えてるので、隠しているのも嫌だなっていうのもあって。最後は、この人に支えてもらってたからリングに上がれて勝ててるんだよ、っていうのをみんなに知ってもらいたかったなっていうのもあるし。そういう意味で結婚しました」との理由を話した。

プロポーズする時は、引退することを彼女にはもう伝えてあったのかと聞かれると「時期とかはまだ決めてなかったので明言はしてないですけれど…するとは言ってないですかね。でも自分の中で、もう最後の期限が見えているっていうか、そういうのがあったんで、（結婚）しようって思って伝えてたんです」と、それはなかったとする。

次の試合での引退を発表した後、奥さんはどんなことを言っていたのか、との質問には「あまり強要とかしない人なので。僕が好きなようにやってくれっていう。悔いのないように思いっきりやって、ちゃんと生きて帰ってきてくれたらそれでいいという」と、まさに支えてくれる存在であると語った。

最後には、会見を見守っていた妻・川口葵がツーショットに応じて一緒に写真に収まった。