島田知佳が平岡琴の待つ決勝へ進出

試合結果

▼第8試合 第3代RISE QUEENアトム級(-46kg)王座決定トーナメント準決勝② 3分3R延長1R
〇島田知佳(team VASILEUS/同級3位)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-28
×風羽(龍生塾ファントム道場/同級5位)
※島田が決勝へ進出。

島田は武尊率いるteam VASILEUS唯一の女子選手で、伝統派空手をバックボーンに持つ。2024年7月にRISEでプロデビューすると、岩永唯伽との無敗対決を制するなど4戦全勝。5月のトーナメント1回戦では奥村琉奈に初KO勝ちを収めた。

シード出場となった風羽は2022年5月の『RISE』でプロデビュー。西原朱花に敗れたがその後はシュートボクシングで3連勝。『ホーストカップ』や『BOUT』、香港の『I-1』にも出場。2024年7月のRISEでは女子ホープでランカーの小林穂夏に延長戦の末勝利を収めた。11月には『ONE Friday Fights 86』に初出場。前戦は4月のSBでUver∞miyUに判定勝ち。戦績は7勝5敗。

1R、サウスポーの島田はスタンスの広い構えで左右へ動き、風羽のパンチをかわして左ミドル、ジャブ、左ストレートを当てていく。風羽が右フックを返してもすぐに右フック。

風羽に左ミドルを2発命中させ、風羽が前へ出てくるとジャブを打って右へ回り込む。打って右へ右へと動く島田に風羽はなかなか攻撃を当てることが出来ない。

2R、直進してワンツーで入る風羽に、島田は右へ回り込んでワンツー、右フック。風羽は右インロー、島田の伸びるジャブにのけ反る風羽だがワンツーで入り込もうとする。島田のワンツーに風羽はワンツースリーを返す。強い左から前へ出る島田だが、風羽も下がらず打ち合いに行く。島田は鼻血。

3R、右で前に出る風羽は手数を増やしていき、ジャブや左ストレートで迎え撃つ島田。鼻からの出血がひどくなる。蹴って、パンチを当てて右へ回り込む島田に風羽の右も当たる。相打ち覚悟で前へ出る風羽。

島田は左ミドル、左ボディストレート。風羽の右ストレートをかわしての左ストレートを打つ。島田の回転力に対抗する風羽だったが、島田のヒットが目立った。

判定は2-0で島田が辛勝。平岡琴の待つ決勝へコマを進めた。

島田は「KOで勝って決勝へ進みたかったんですけれどギリギリになってすいません。もっと強くなってベルトを獲りたいと思うのでよろしくお願いします」と話し、平岡もリングに上がり「強い選手で、こういうワクワクする選手と決勝で戦えること嬉しく思います。ぽっと出の新人にベルトを巻かせるわけにはいかないので、私が勝ってベルトを巻こうと思います」と受けて立つと答えた。

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